背信的悪意者に近しい不貞相手に慰謝料請求をした事例
相談者情報
XはYと結婚をしました。
しかし、Yは結婚につき職務上知り合ったAと不貞行為をしました。
このように職務上、結婚を円滑に取り仕切る義務が契約上ある者の不倫は信義則からの逸脱の程度が大きいと思われました。
XとYは別居した。
慰藉料請求をしたい!
慰謝料請求をしたいものの、いわゆる相手方に大量広告事務所が就き、論証パターンのような反論をしてきました。
特殊な事例、いわゆる背信的悪意者であることを示すこと
本件では、職務上、Xとの関係で、AはYと交際してはならない義務を負っていたと解するのが相当でした。
この点は、実は、様々な複雑な問題がありますが、誠実な対応なき場合は、会社に債務不履行責任を追及することも検討いたしておりました。
職務上の義務に反したいわゆる背信的悪意者というべきですから、当然のことといえるでしょう。